こつばんふぃるむ

あのこは貴族のこつばんふぃるむのネタバレレビュー・内容・結末

あのこは貴族(2021年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

去年から一番見たかった映画をやっっっとみた。素晴らしかった。華子が一年に一回見たくなる映画って幸一郎に話してたけど、私にとってこの作品がそうなりそう。
田舎産の東京の養分のひとつとして、必死にもがいて生きてるのでミキの価値観がとても共感できた。

逸子の「女性同士分断したり、対立する必要はないんだよ。」って言葉をミキが真剣に受け止めて、今まで背負ってきたものから解放されるシーンが素晴らしくて涙が止まらなかった。

生まれ持った(いつのまにかそう思い込んでいた)価値観なんていつでも変えられる。
女性が自分の意思で自由に生きることができる時代に女の敵は女なんて言葉はもうつまらないなと思った。

あと、この映画のレビュー見ていてみんなダサいけど気に入ってなかなか捨てられないものを大事にしていて安心した。
わたしも今も履いてるよれよれの高校のジャージを大切にしよう。