いい映画ってオープニングからその雰囲気をガンガン醸し出してることが多いけど、この映画もオープニングからいい映画の予感しかしなかった
全体的に黄色とか暖色がメインに使われてるところとか撮り方とかムーンライズキングダムっぽい
でもやっぱり背景にあるのは戦争だから色んな残酷な現実が瞬間ごとに垣間見えてきて、、、
やけにお母さんの足元映すなぁと思ってたらそれが伏線になってたシーンはかなりショックだった
10歳のウサギも殺せないぐらい心の優しい
少年なのにナチに心酔していてナチスのキャンプを経て他のナチと同様にユダヤ人に敵意を持ち完全にナチの思考になってるジョジョ
そんな時に家に匿われているユダヤ人少女の存在を知り交流していくうちにあれ？なんか聞いてたユダヤ人と違うぞ？となっていく
やっぱり耳で聞いただけの話や想像だけで物事を判断するのではなく経験することがなによりも大切で、世の中にはキャプテンKみたいに白黒つかないものがたくさんある
だからそういうものに対しては自分の経験を判断の拠り所にするしかない
そして自由になった2人がデビッドボウイをBGMに踊り出すラストがエンドロールの間中ずっとそれを見ていたいと思ったぐらいよかった
ジョジョよ、自分の目で見て感じたものが真実だ
