このレビューはネタバレを含みます
なるほどすねー!
洗脳の象徴としての『アドルフ』がコメディリリーフにはなってますが、後半になるにつれ、ゾッとさせられます。
やはりヒットラー絡みが出てくると、心がザワつきます。
自分的になタイカ・ワイティティ監督がもっとふざけてるのかと思いきや、やはり題材が題材なだけに、しっかり『大戦の後期の病んだ状況』を、まぁまぁシリアスに描いていました。
ナチスを思いっきり皮肉った作品かと期待してた自分としては、ちょっと肩透かしではありました。
しかし母親役のスカヨハさんが、そんな状況下でもしたたかに生きる女性を、サム・ロックウェルも彼にしか出来ないような特殊なキャラクターを、二人とも見事に演じていました。
この二人とヨーキーの存在感は、本当に素晴らしかったです。
ダンスの件の伏線回収で、デヴィッド・ボウイの『ヒーローズ』使いは、ズルいですね😭。