弥生座

新聞記者の弥生座のレビュー・感想・評価

新聞記者(2019年製作の映画)
3.7
以前に周りで話題になってたので、遅ればせながら鑑賞。

内閣官房がでっち上げとかやって、週刊誌記事のような作り話を流して情報操作しているのかは疑問。
それはさておき、話としての面白さは抜群。
主人公二人の交差する演出は素晴らしい。

とても痛かった、良い意味で。
これって、映画ほどの陰謀ではないけど、一般企業ではある事ですよね、
組織や経営者を守るために、問題点や不正に我慢出来なかった人が追いやられていく。(これはよく映画やドラマになってる)

満足だが、沈みました。

この映画と真逆の話があっても面白いと思う。政府(政治家)が長年の悲願として10年後20年後の日本の為に取り組んだプロジェクトが、記者のでっち上げや裏を取ってない記事の為に頓挫しかける。マスコミという権力と戦う官僚や政治家、そしてマスコミ内のマスコミ権力と戦う記者。
(すでにありそうだが)

気になったどうでもいい?箇所
・前を歩いてる人の雑談に割って入って、
それセクハラですよ、という場面
・四大紙で産経の名前だけ出なかった

最後に、
この映画のストーリー(陰謀?)は恐ろしい事だけど、これを実際に行われている国民が知らない事実だと鵜呑みにして信じ込むのはもっと恐ろしい。
これ、映画ですよ!
弥生座

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