エファ

轢き逃げ -最高の最悪な日-のエファのネタバレレビュー・内容・結末

2.0

このレビューはネタバレを含みます

水谷豊さんが脚本監督って事で見てみました。
私としては、古いですが相棒よりも熱中時代のイメージが強いです。
とにかく冒頭シーンからキツかったです。
車に乗った2人のシーンから、取り分け友人役(内場さん似の方)のオーバーアクトが空回りし過ぎて、職場のシークエンスまで物凄く昭和感あります。古いですよね。
タイトルから轢き逃げする事は既に明白ですので、分かっていての車のブレーキ音なり大きく軋むタイヤの音は効果的だったとは思います。

ああ、思ったよりも早い展開だなーと思っていたらツイストが用意されていて、おっと騙された!と少し嬉しかったのですが、やっぱりだいぶんムリがあると思いました。
お母さん、達観し過ぎじゃ無い?ラストなんて特に。
罪はないとは分かっていても、轢いた犯人の奥さんと犯人の手紙の内容を聞きながら手を握る??
冷静に考えて、夫よりも心の整理が付きにくいのは腹を痛めた母親ではないですか?
男が考えた脚本だなーと思いました。

真の犯人が分かって、あのオーバーアクトはサイコパスゆえだったのかと一瞬思ったのですが、いやいややっぱりあの演技は浮いていたと思い直しました。
神戸のロケーションが目立つほど出ていましたが、全員東京弁だしなんの意味があったのでしょうか?
水谷豊さんと檀ふみさんの演技だけが冴えていた映画でした。
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