たむ

轢き逃げ -最高の最悪な日-のたむのレビュー・感想・評価

1.1
水谷豊さんは、映画人ではなく、テレビの二時間ミステリーの人、という実感が観ていて思いました。
加害者から被害者に物語がシフトしても、結末や物語の構成は二時間ミステリーの枠を出ておらず、どうして全て暴露するのか。
あとは音の使い方です。
日常の音が、ドルビーシネマで炸裂すると、爆発音にしか聞こえません。
家事をやりながらテレビを観ているならまだしも、ドルビーシネマの大音響、高音質で出すような音ではないのではないでしょうか。
オープニングもドローンの空撮の長回しに川で「はい、『ミスティック・リバー』ですね」となってしまいます。
なんとも日米の俳優出身の監督のレベルの差に愕然としながら、映画館を後にすることになります。
たむ

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