糖質過多の現代食生活に対する提言ドキュメント。どんな食生活、どんな人生を楽しむかは、観た人それぞれが判断していけばいいと思うけど、このドキュメントで、実際に食事で人生が変わって行く人達の顔つきが、明るく自信に溢れたものに変わっていく様は、素晴らしかった。自己肯定感を取り戻していく感じ。人生は、自分でコントロール出来るんだ、変えられないと思っていた事が、小さなアクションから変えられるんだ、という希望が垣間見られました。

高脂質、低糖質、低炭水化物の食生活である、いわゆるケトジェニックダイエットについてのドキュメンタリー。


この食事法は名前と方法こそ知っていたものの、実践している人は日本では少ない。
私自身も実践してみようと何度も思ったものの、情報量の少なさと胡散臭さを感じていた。


しかし、この作品に拠ると、ケトジェニックで糖尿病が治り、がんが治り、うつが治り、喘息が治り、自閉症が緩和し、といった具合に素晴らしい結果を観ることができる。
そのメソッドと、現代人が肥満に至るまでの過程。

原因と対策を知ることで世界の健康を啓蒙する、正しい知識を知る上で興味のそそられる作品だった。

個人的なことだけど、体感として、野菜とお肉をしっかり食べて、炭水化物は控えめにして、っていうのが自分は体調がいい。だから、自炊する時はできるだけ両方がしっかり食べることができるメニューを心がけている。とはいいながら、最近、仕事の合間に食べちゃうお菓子とか増えてるし栄養ドリンクとかでも糖質たくさんとってるな・・。

このドキュメンタリーで提案されている高脂質低糖質の食事は、そんな私の体感ともあっていたし、実際この食事法で、糖尿病やがんや、その他の体の不調や発達の遅れた子どもなど、ちゃんと成果を出している。そういうのがあるから、「ああ、良かった」ってうれしく思うと同時に、食生活の大切さやこの食事法が裁判で争われているように根拠のないものではないと思う。

あとは、巷で言われてる、あるいはある健康についての団体が推奨するものが、スポンサーとして大企業がついているがために本当じゃない可能性があるのを知れたのは良かったかな。情報を何でも鵜呑みにせず、疑うことも大切。

このドキュメンタリーで言われていること全部に納得してるわけではないし、また、とても提案全部を実践は無理だけど・・でも、自分の食生活を考える上で大切なことがたくさんあって、観て良かったと思う。