Fuckin' ideology!
結末が虚しいところが(戦争映画として)よい。
キャラクターがみんな一生懸命でチャーミングで群像劇になっているのが大成功。強気で健気なパク・ヘスもいいし、なんといっても踊れるデブは最高だ。雨の中でダンスで会話するシーンは特に叙情があってよかった。
ギョンスもようやくちゃんとした役でまともな作品に出てよかった。影があってちょっと間が抜けてて、身体能力の高さも活きてる。つーか、普通の服を着て普通にしてるとスタイルいいのな。よくしアイドル。
イデオロギーの対立と人種差別について何気なく会話するシーンがこんなご時世だけに印象的。半島の人々の「ひとつの民族」を信じる強固さ。一方で自由資本主義の終焉が感じられるこの時代に米ソ時代のを描いたもの観ると未来(見えない)のことをどうしても考えるな…。