ゆ

マルモイ ことばあつめのゆのレビュー・感想・評価

マルモイ ことばあつめ(2018年製作の映画)
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アマプラで見られるようになったのでやっと視聴
日本統治時代、朝鮮語が消滅する前に朝鮮語の辞書を作ろうとする話

これまで私も外国語を学ぶ時、言葉だけではなく文化も知ることができるのがおもしろいなと思っていた
映画の中でも「朝鮮語弾圧で、言葉と共に、文化に根付く精神を失わさせる」というような表現がある
だからこそ、朝鮮語を禁止し創氏改名させた時代背景は理解できるけど、本当に罪深いことだと思う
最初からずっと息子の気持ちを考えると見ていられない…

日本人が、韓国人俳優やK-POPアイドルに「日本語を話してほしい」とリクエストすることがあるけど、たった100年以内のこのような出来事を踏まえて、どういうことをしているのか考えてみてほしい
相手はこういった近代史の教育を受けているのに、加害者側の日本人が教科書にサラッとだけ書いてある内容を忘れて、「日本語を話してほしい!」「発音がかわいい!」と発言するのは控えるのがいいと思う
(もちろん外国人が自主的に日本語を学んで話すのはいいと思いますが!)

先日の渡韓時に訪問した西大門刑務所が出てきた
実際に統治時代に使われていた施設を見学したことで、映画内のシーンの背景がわかってとてもよかった
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