テオブロマ

天気の子のテオブロマのレビュー・感想・評価

天気の子(2019年製作の映画)
3.1
ドヤ顔のRAD。警察や児相は悪。ドヤ顔のRAD。サンダガを放つ晴れ女。ドヤ顔のRAD。未成年者を保護しようとするまともな大人も悪。ドヤ顔のRAD。せんちひかな?みたいなそれっぽいエモい描写。ドヤ顔のRAD。

女児にもティーンにも成人女性にも都合のいい夢を見てるのは相変わらずで気持ち悪いなって思った。でも前作で「災害をなかったことにする映画」と評されたことが気になったとかで、今回はファンタジーとエモさで何だかよく分かんないけどうまく収まりました⭐︎とはせず、とんでもないことになった世界をそのままにしたのは良かった。

主人公がなぜ家出したのか、どうしてそんなに家に帰りたくないのか納得のいく説明がなく、切実さを感じないので甘ったれの世間知らずにしか見えない。実際そうなんだろうけど。それに実年齢15のJCが小学生の弟と二人暮らしって何をどうすれば可能なの?保護者不在であることは知られてるのに?家の契約とかどうなってんの?とかつっこみどころが多い。エモさ優先でその辺ふわっとさせるの好きじゃない。神様僕達は大丈夫ですって何も大丈夫じゃないし、ヒカ碁に出てきてそうなビジュアルの弟君も姉ちゃんと一緒なら大丈夫な訳ないよ。あと銃持ち去ったり発砲したり公務執行妨害したりで保護観察処分になったやべー男子高校生を暖かく見守ってくれるほど田舎ってヌルい場所じゃなくね?とド田舎育ちは思いました。前作キャラ達が出まくりなのは笑った。四葉まで東京出てきたのかよ。
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