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天気の子の10のレビュー・感想・評価

天気の子(2019年製作の映画)
4.3
街並みやモノ、音、全てをリアルに描いている為、絶対にあり得ないファンタジー作品なんだけど割とすんなり入ってくる。(職場も出てきた!)
全体を通してティーンエイジャーのもがきをそのまま表現されているようだった。
帆高が警察に銃口を向けるシーン、こうまでしないと大人は話を聞いてくれないし信じてくれない。信じて欲しいという願いがストレートに伝わってくる。
そして、亡くなった妻にずっと会いたいという思いを隠していた須賀さんは、もう一度彼女に会いたいという帆高の思いに共感してそれを手助けする。
信念を貫き、大切な者だけを命を懸けて取り戻す行動が、周りの誰かを、世界をも変えてしまうことができる。
恥じることなく実行する尊さ、その全てを肯定する作品。賛否確実分かれる作品だが個人的にはとても好きだった。
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