村上パルキ

天気の子の村上パルキのレビュー・感想・評価

天気の子(2019年製作の映画)
2.7
つまらなかった 。かなり楽しみにしてたのにガッカリ…どうしても大号泣した "君の名は"と比べてしまうが、全くハマらなかった。

穂高に共感できなかった。理由は"弱さ"みたいなものが感じ取れなかったからだろう。 この手の作品での共感とは、 多くの場合弱い人物 に対して生まれるものだ 。穂高はむしろ恵まれていて、逞しさがあると思った。地元で不幸なわけでもなく都会に出てくるところとか。だから共感できなかった 。そして自分勝手な人間にも思えた。加えて、現代っ子的部分も受け付けなかった。

穂高の地元での生活、家族がほとんど描かれていない点が不自然。共感できない理由の一つにもなっている。

メインテーマの" 晴れ女の宿命" のモチーフも使い古された感あり。意外性が無く単純。 もう少しひねった設定を入れて欲しかった。

前作にあったスピード感が無い 。イベントが少なく感じてしまう。 ストーリーが薄い。

音楽で盛り上げようとしてる感じがわざとらしい。女性ボーカル曲も何か違う。

唯一良かったのは映像が綺麗だったことだけ。
村上パルキ

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