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HELLO WORLDのoden8のレビュー・感想・評価

HELLO WORLD(2019年製作の映画)
4.0
"きっとここは。まだ誰も知らない。新しい世界なんです。" 

"イーガンとかっぽいなって"
"僕の好みはもっとカワイイ系な感じでして…。あんな近付くだけで噛まれそうな、孤高の狼みたいな人は。ちょっと…"
by 記録の中の堅書くん

"おれの目的は記録の改ざんだ。"
"一つだけでいい。幸せになった彼女の笑顔が欲しい。その記録が欲しい。思い出が欲しい。たとえそれが、現実じゃないとしても。たとえそれがおれのものじゃないとしてもだ。"
by ミライノカタガキ

"紅葉 観に行こうよう"
by 50TA feat 狩野英孝

この季節になると、やっぱり行きたくなるよね。京都にさ💕⛩🍁⛩

めっちゃSF。いやっ。SFFFL(Science Fiction Fantasy Forever Love)ですやん。再鑑賞やのに、脳ミソも心もブルンブルンに振りまわされてもうたわん。
いやいや、SF映画好き過ぎる野郎監督さんやん。古今東西のSF作品のオマージュのマリアージュがすげぇわん。

物語の構成の要素が好き過ぎるのだよ。些か詰め込み過ぎて、配分には苦言を呈したいけど…。それでも、ぐぅにゃ〜んと心を鷲掴みにさてもうたぞぉい。
頭と心のチャンネルとベクトルの切り替えがてんやわんやなのよん。でも、それがコレ系作品の醍醐味でもあるんだもんね。

でも、キャラの誰目線で観ても泣けてまうわん。
これは誰かの記憶とか記録とかやなくて。"想い"と "世界"の物語なんだよね。
SFの要素が話を複雑にしてるし。面白くもしてるんだけど。
本質は、誰か想う気持ちで。その想いが、ワタシとアナタの世界を変えていくのよね。それは、"変わったなぁ"って気持ちの部分と感覚なのかな。いやいや、実際に変わるんだわさ。

直美の青々とした真っすぐな気持ちと。ナオミの強過ぎるが故に、ちょっと屈折してしまった想い。その気持ちに触れる一行さんの想い。それらが、めっちゃ切ないんよね。
物語が紡がれていくことで、積み重なっていく一つ一つの感情。その感情たちが、最後に大きくて深い"想い"だったと感じてまうんですよ。

過去の自分とアナタ。未来の自分とアナタ。ファンタジーな自分とアナタ。そのどれもが、あなたの世界を創っていく存在。

一枚の栞
それは世界の始まり
書き換えられた図書カード
キミへの想いの一行目
橋の上で創り出すブラックホール
キミを護りたい気持ち
HELLO WORLD 
世界を書き換えるのは
いつでもキミだよ
キミへの想いだよ
キミはワタシのビッグバン
キミが世界

"私は冒険小説が好きなんです。険しきに挑み。諦めず。最後までやり遂げる姿に憧れます。" "私もそう生きたい。そうありたいと願うのです。"
by 記録の中の一行さん

"堅書直美はあいつで。俺はただのエキストラさ。"
"一行さん…。僕は。君が好きだったんだ。"
"そうさ。信じれば何でもできる。"
"堅書直美。幸せになれ。"
by カタガキナオミ

"やってやりました。堅書さん。"
by 一行さん

Cast(役者·キャラ) 4(キミゾウコンビFeatトゥーリクン💕)
Story(物語) 4.5
Architecture(構成) 3.5
Picture(画) 4
Acoustic (音) 4(ヒゲダンツヨスギ💕)
23-413
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