ディズニープラスの『ワンダ・ヴィジョン』を見ずに初日に鑑賞。
ドクター・ストレンジが自らの過失で一度は扉が開いたマルチバースの世界を描いた作品。エリザベス・オルセン演じるスカーレット・ウィッチとの戦いを軸にマルチバースを行き来する能力を持つメキシコ系のアメリカ・チャベスを絡ませたストーリー。これは『ワンダ・ヴィジョン』を見ていないと正当な判断を下せないかもと、そればかりが気になってしまい正直楽しめなかった。
『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』では大成功していたが、何でもありのマルチバースネタは白けてしまう所に別の世界のアベンジャーズの登場とこれは滑ってるという印象の方が強かったかな。
ストーリーとしては時折、母親の強すぎる愛情が故のDVに発展してしまう事象やストレンジへのセカンドチャンスなどメッセージを発していたものの空振り感が強かった。
アメリカ・チャベスとストレンジがマルチバースを幾重にも飛ばされていく様のエフェクトは流石と思わせる鮮やかさではあったね。
