よーすけカサブランカス

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネスのよーすけカサブランカスのレビュー・感想・評価

3.8
架空の町を作ってまで家族を作りたかったワンダの悲しみが引き続きテーマとなっているのだが、じゃあワンダヴィジョンでの葛藤は結局なんだったのかと思わないでもない。マルチバースならいくら犠牲が出てもええやん、ということだろうか。これはストレンジにも言えること、というか映画自体がそんな感じなんだが、他の並行世界がないがしろで自分たち本位すぎる気がした。そのツケがこれから回ってくるという展開なんだろうか。
ただ映像自体のテンションはずっと異様に高く、2次元やらペンキの世界やらを飛び回ったり、ワンダとの精神攻撃の応酬とかは非常に楽しかった。
あの人のサプライズ登場も驚いたし、まあマルチバースだもんなと納得出来た。
あとスカーレット・ウィッチと化したエリザベス・オルセンが美しかったのと、ホラー展開にノリノリだったのが可笑しかった。