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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネスのazmのレビュー・感想・評価

4.0
Dr.ストレンジの続編。こりゃたしかにワンダヴィジョンを観てないと全然わからないだろうなぁ。

映像がすごく綺麗で壮大だったのでやっぱり映画館で観たかった感がある。ホラーテイストなのもよかった!途中のワンダすごい怖かったね……。

ストレンジ先生はもちろんお馴染みのマントくん(ちゃん?)、ウォンの見せ場が多くてありがたい〜!あと予想以上にクリスティーンの存在感が強かった。

それはさておき。以下はワンダの話!

とにかくワンダがつらかった。ドラマの最終話を観たときに彼女の未来がいい方向に進むことを願ったんだけれど、願いとは真逆のほうに進んでた。闇と病みが深いし、彼女には支えとなってそばにいてくれる人がいなかったんだなと思うとつらくて。

またダークホールドを読み、悲しみに動かされたワンダが狂気に染まっていわゆる闇堕ちしてるとわかったあたりで、「ああ、私が知っているワンダはもういないのか……」みたいな気持ちになっちゃってすっごい寂しくなった……!

最終的にワンダが正しい選択をし、ダークホールドから解放されて『スカーレット・ウィッチ』ではなくワンダ・マキシモフに戻れたのは良かった。けれど、彼女の人生あまりにもハードすぎて。みんなもっとワンダのこと気にかけてあげてよ……。

ところでワンダが今まで失ったものにはピエトロやヴィジョンも当然入るんだけど、映画では存在感が皆無に近かったですね。自分の手で消したのはヴィジョンも同じなのになぜだろう。監督が母親としてのワンダ(母親だからこそ狂気に染まった的なもの)を書きたかったのかな?
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