つるみん

21ブリッジのつるみんのレビュー・感想・評価

21ブリッジ(2019年製作の映画)
3.6
【DNA】

NY、マンハッタンで強盗事件が深夜に発生し、警察官8人が殺害された。捜査に乗り出したのは、警察官だった父を殺された過去を持つデイビス刑事。早朝5時までという条件付きで、マンハッタンを全面封鎖して犯人を追い詰めるのだが…。

スクリーンで観れるチャドウィックの新作は本作で最後という事もあり早速鑑賞。99分という短尺で、決して説明不足にならず、無駄もなく、テンポも良い。しっかり用意された箱に丁度収まるようなアクション映画であった。

基本深夜から早朝にかけての出来事なので、細かいアクション描写は多少見づらいかなと思っていたが、そんな事もなく迫力ある銃撃戦で映倫Gにしては見応え十分。

ストレートなアクションからミステリー要素も取り入れられる後半。そして刑事側の視点と犯罪者側の視点、両方にスポットライトを当てるという最近主流の王道ストーリーではあったものの、それを90分台で収めたという部分を評価したい。

闇のシンクロによって生まれる最悪な事態。正義を貫く主人公の軸がしっかりしているので、本作の芯も力強かった。

チャドウィック、ありがとう。
つるみん

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