こんなにも悲哀に満ちていて泣けるアクション映画は久しぶりでした。良かった！おもしろかった！！
コカイン強盗に押し入った2人組があろうことか警察官を何人も撃ち殺して逃走を図ります。
警察官の父を亡くした幼き頃の過去を持つ主人公刑事のアンドレは血眼になってこいつらを捜すことになるのですがさてどうなるのか。
本作を観ていてトム・クルーズ主演のアウトローっていう映画を思い出しました。昔のサスペンスアクションのザラザラしていてどっしりした重厚感があるこの感じ。超話題作とか超大作というわけではないけどなんとなく観始めたら大当たりの掘り出し物だったというこの感じ。自分はめっちゃ好きです。
この強盗2人組の方にむしろ感情移入すること間違いない。直接的に詳細が語られるわけではないけどどうしようもなく切実な事情があるのであろうということが互いのやり取りから垣間見えて、ストーリーが進むにつれてどんどん底無しの絶望的状況下に追い込まれていくこいつらがとにかく切ない。
緊迫感も半端じゃなく本当にお見事！！な一本でした。
