何かあるようで何もないホラー版バケモノの子!
なんといえばいいかわからない。リング、呪怨といった世界に打ち出したジャパニーズホラーは見事に低空飛行となっていることを感じさせるような作品だった。
中身がないにしても笑いに振り切ったりやり方は色々あるはずだがそれすらない。
クロユリ団地のように「扉を開けるなよ!開けちゃだめだ!」からの話した本人が扉をあける、といったような新喜劇パターンなどもその代表例だ。
無意味に時間を飛んだり、無意味に人が死んだり、無意味に匂わせたり、陰鬱な気分になった。
唯一、主人公が可愛いのと、最初の小便を垂れ流しながら歩いて電柱から飛び降りるシーンは良かった!