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Frost(原題)
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『Frost(原題)』に投稿された感想・評価

[ただ画面が暗いだけのロードムービー] 40点

メカスを抜きにしたら恐らく一番有名なリトアニア人映画監督はバルタスになるだろう。しかし、見る機会を逃すと永遠にお目にかかれないタイプの監督であるがゆえにそっと放置していた。するとどういう風の吹き回しかMUBIに最新作が登場したのだ。どうやらいつものバルタス作品とは毛並みが違うらしいが…初鑑賞作で踏み外すのはいつものことさ。

ヴィリニュスから紛争中のウクライナに物資を届けるリトアニア人カップルを描く。基本的に画面が暗すぎて何やってるか分からないが、たまに明るくなると好きなショットが散見されたので、もしかすると暗いとこも好きなショットなのかもしれないと思いながら見ていた。物語自体はただのロードムービーとして情景が過ぎ去った行くだけで具体的なテーマはよく分からないが、雰囲気は悪くない。検問を過ぎれば過ぎるほど、人々が減って兵士は重装化し施設は簡素化していく。しかし、会話のシーンが多くて興醒め。ラストも完全におセンチ系だった。

主人公インガ役を演じたLyja Maknaviciuteが絶妙にマリア・デ・メディロスに似ているショットがあって可愛かった。でも暗くてあんまり表情が確認できなくて悲しい。
シャルナス・バルタスの新作がmubiで配信になってたから見てみたけど、意外なことに微妙だった。

最初の方から嫌な予感はしていたけど、これまでの作品にあった詩情みたいなものがまるでなく(自然の中でのシーンは悪くなかったけれども)、画面も暗いせいで結構フラストレーションが溜まってしまった。

運転席から撮ったようなキアロスタミ的撮り方もいくらかあったけど効果的とは思えず、会話も多いしで全然好みじゃなく、シャルナス・バルタスの映像センスも鈍ってしまったのかと残念な気持ちになってしまった。

もしかしたらあえてらしくない映画を撮ったのかもしれないけど、調べたら他のサイトでも世界的にあまり評判は良くないから、これで反省して次回から軌道修正してくれるかも。
CHEBUNBUN

CHEBUNBUNの感想・評価

3.5
【意識高いだけでは迷惑だ】
本作品は、「フィリピンのスラム街を見たい」という理由でクラウドファンディングした大学生を思い出さずにはいられない作品でした。生の戦争を知りたいという目的だけで、リトアニアからウクライナへ旅する青年の話なのだが、非常に痛々しい。無論、日本の前のめりで意識高いだけの大学生とは違い、非常に真面目で国際平和を願っているような男なのだが、《戦争を知りたい》という動機が、当事者の気持ちを逆撫でする。彼らの瞳には、自分たちを見世物のように見る人にしか見えないのだ。だから、本当にいくのであればジャーナリストとしての精神を確立してから行かねばならない。

この青年は、実際に現地、それも最前線でインタビューをするわけだが、

「あんたは間違った時にここに来た」と兵士は語り生々しい現状について語り始める。青年の質問は結構間抜けだったりして、

「死体の匂いはどうでしたか?」なんてことを訊いてしまう。

一応、「まず間違えることはない。あんたも一度嗅ぐと良い。俺には表現できかねる。まあ、あんたがその状況に遭遇しないことを祈るがな」と答えていくのだが、
「あなたにとって最も大事なことを教えてください。義務とか、欲しいものとか?」と間抜けな質問をしていくうちに、「おい、平和に決まっているだろ。」と雲行きが怪しくなっていく。そして、薄っぺらい平和に対する持論を唱えようもんなら、「あんたは、自分が何を言っているのか理解していないだろ。お前の家族が誰かに傷つけられたらどうするんだ?銃を持つだろ?それが平和だ。」、「あんたは人助けの為に他国に来ているが、あんたは自分の人助けに疑問を抱いているんだろ?俺はあんたのロジックが理解できん。ちゃんと意志を持て!子供じゃないんだから」とキレられてしまう。

本作は、大学生や海外ボランティアを考えている人に是非とも観て欲しい。なんとなくや、軽い好奇心はもちろん、しっかりそこへ行く意義を持たずに訪問すると痛い目を見ることが十二分に分かる作品でした。