コミヤ

ラン・ローラ・ランのコミヤのレビュー・感想・評価

ラン・ローラ・ラン(1998年製作の映画)
3.5
愛する彼を救うべく20分で10万マルク稼ぐためローラが何回もスタートやり直しながらベルリンを爆走する!

前半20分の間だけならかなり高評価。
公開当時としてはかなり斬新だったんじゃないでしょうか?急なアニメーションの挿入や画面二分割などの様々な演出は楽しく、テレビの「キックオフ!」の掛け声でスタートするローラの爆走シーンは逃走中などでも使われるBGMと相まって勢いが物凄い。このように前半部は傑作の予感を感じつつもこのテンションが最後まで持つのかという不安もあったけどやっぱり2周目の途中で完全に飽きてしまった… 人とぶつかるタイミングが少しずれただけで周ごとにその人の今後が劇的に変わる、つまり人生とは些細な事象の積み重ねで小さな物事でもその後に大きく影響を与えるということをポラロイド写真を用いて表現するシーンは面白かった。

そもそもこんなゲームみたいに人生をやり直せるわけじゃないし、オチにひねりもあまりなかった。

バタフライエフェクト、ミスターノーバディ、マインドゲーム好きな人にオススメ
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