こしあん

アスのこしあんのレビュー・感想・評価

アス(2019年製作の映画)
4.0
【誰かの犠牲や不幸のうえに成り立つ、誰かの特権や幸福】

この世界の悲しい真理を、サスペンスフルな世にも奇妙な物語風に描いた作品。
とはいえ、ザコシショウ並に誇張し過ぎた表現なので、深いメッセージがあるのだろうけど、ちょっと分かりづらいし、理解し切れていない部分もいっぱい😅

意味深なアイテムやジワジワくる不穏な雰囲気、ドキドキとした怖さのなかに、ちゃんとコミカルなシーンを入れてくるところなど、うまいなぁと思います。不穏で独特な音楽も🙆‍♀️

けっこう予想外の展開だったので、なるほどそういうことなのね!と楽しめました。
それぞれのアスの演じ分けがスゴい!

主人公のアスのしゃべり方とか、みんながハサミ持ってるとことか、手をつないでジーっと立ってるのとか、すっごい気持ち悪くて、好き。
「アメリカ人だ」のセリフにゾワッとする😱

表現方法はまったく違いますが、伝わるメッセージとしては、イサーク・エズバン監督の『パラドクス』を思い起こさせました。
私のなかでは【似ている作品】にぜひ加えたい😊
こしあん

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