アニメにおける空中戦の描き方はとても難しい。大体がドラゴンボールになってしまうためである。
同じ空を飛ぶという描写でもONE PIECEのそれとドラゴンボールのそれは大きく違う。ONE PIECEの世界で自由自在に空を飛ぶのはありえないことだ。(そのまま世界一周できちゃうじゃん。)
その不自由さが描き分けられない以上はONE PIECEのアニメが原作を超えることはない。
原作のファンからすると有り得ない身長差に違和感を感じない構図やポーズ、行きすぎたまでのカラフルな装いや景色に統一感を出す絶妙な色使いができていないため観ていて肌寒さを感じてしまう。常に映画に入り込めない。
いい点をあげれば、原作にはない超新星同士の対決がみれた点と最後のサボの演出は熱い。