最初の方は私も
「アーカーシュの目はほんとに見えてないんじゃ?」と騙されながら観てました。
序盤は人が死ぬ場面もありながらも、美しいピアノのメロディがかぶさり、どこかノンビリした雰囲気もあったけど、
2人目の死者が出た辺りから緊迫感が増して来ました。
そして、アーカーシュの嘘をシミーが見破った辺りからは騙し合いの主導権の奪い合い。
誰がマウントを取るのか、
誰を信じるべきなのか、
ハラハラしつつも、感情の移入先もコロコロ変わりました。
アーカーシュが主役だけど、どこかシミーに逃げ切って欲しいと思ったり。
そして、終盤
「うわぁ!ヤバい!」とやはりアーカーシュの肩を持ちそうになった後のあの展開!
「あの場面はここに繋がるかぁ!!」
と膝を叩きそうになりましたw
こういう展開ってどこか『ゲットアウト』っぽくて個人的にはとても好きです。
その後のロンドンでのシーンも良くてひたっていたらラストの一言からのアーカーシュの反応。
「これって…もしかして…?」と想像させるこの作品で一番ブラックな終わり方。
あと、流れる音楽がすごくいいなぁと思ってたらエンドロールを見て納得。
ここまでしっかりと作られていて良かったです。