原作漫画もドラマも大好きでしたが、映画も最高でした。
ストーリー的には、漫画の後半部分に当たるので、ドラマか漫画を見てない人だとよく分からないと思います。
後半部分は、見る人を選ぶストーリーなので、個人的には前半部分のドラマの方が好きなのですが、原作をも上回る池松壮亮と蒼井優の熱量に度肝抜かれました。
主人公の宮本はまさに"全力少年"。
類まれなる熱さをもっていて、それを口にできて行動にもできて、少し危なかっしいけど可愛げがある、人間味がある。
一方で、こういう奴が犯罪者になるんだろうな、とも思いましたが。
痛々しい場面や人間の汚い部分を直接的に見せつけられるので、目を覆いたくなるシーンもありましたが、それも原作を尊重してるからこそでしょう。
宮本が死ぬ気で喧嘩に挑んだ先で、「俺こそがすげえ父親だ。お前らまとめて幸せにしてやるよ。俺の人生バラ色だからよぉ!!!」って叫ぶのはマジでかっこよかった。