逆鱗

宮本から君への逆鱗のレビュー・感想・評価

宮本から君へ(2019年製作の映画)
4.1
ズルイなぁ〜コレ〜
人間の根源的な感情を直に描くんだから釘付けになるしかないヤツじゃん!

もう以下ネタバレ注意です。

自分の女が強姦される現場で、酔い潰れて寝てる宮本。
相手は絶対勝ち目の無い大学ラグビーの元至宝。

一度はあっさりとやられるも、再挑戦の機会を伺いつつ、肉体を鍛える宮本。
司法に訴えるわけでもなく、相手の親に責任を取らせるでもなく、あくまで己の手でのリベンジのみに執着する宮本。
全世界を敵に回してでも自分の許せないものへ怒りをぶつける。

ココが人間の根源的な感情だと思う!

劇中は見事リベンジを果たして、ハッピーエンドだが、現実の世界は正直どっちに転ぶかわからない。リベンジならずも十分にありえる。

暴力に支配されないように法があるわけなのに、あえて暴力で返すところが、人間の根源的な感情だとやはり思う!

男なら誰もが自分ならどうする?と思いを巡らしてしまう題材だ!

最後に池松さんは歯を抜いてないんかい!熱い演技とはウラハラでちと冷める。
でも、前歯は抜かないかぁ〜
逆鱗

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