家に帰ると鬼のお面が置いてあった。そろそろ節分か。今年も鬼にならねばならぬのか。痛いんだよなアレ…本気で投げてくるから…
鬼にならねばならぬ時もある
それが『たちあがる女』です。
苔むしたような大地を走る一人の女。ヘリコプターの中の人の様子から、これは冗談ではないことが伝わってくる。
のっけから音楽がいい。ドラムとチューバ(?)みたいな重低音。いいよ。いい。
Σ(゚□゚)
なんだこれは?
見えて…ないの?もしかして…?
斬新すぎる。こういうの大好きです。
見えるぞ!
私にも音楽が見える!!
楽しい
そして、ああ、なんてこった。歌まで見える…
その土地が、文化が、血が育んだ歌のなんと魅力的なことか。うまく説明できないけどグッときてしまう。多分これは理屈じゃない。
山女の宣戦布告がズシリと響く。なんという力強い言葉なのだろうか。彼女には戦う理由がある。怒りがある。正義がある。ウトヤ島の話まで出てくるし、事はここにきて収拾がつかなくなってしまいます。
🎹📯🥁どうやら楽器にはこだわらないようですね。クストリッツアの『アンダーグラウンド』を思い出した。あっちは楽団率いてたけど。こっちは特に歌が素晴らしい。
ん?
彼には見えているのかな?
なんだ、気のせいか…
この彼が笑わせにくる。何度も笑わせられた。面白いなあ。
やがて決戦の火蓋は伐って落とされて、追う者と追われる者の緊迫した戦いがスリリングすぎてもはや勝ち目がない。ドローンとの綱引きの異様さ。これは、なかなか無い。
スケープゴートか!?(羊だけど)
永久凍土なのこれ?
大地が助けてくれる。
アイスランドが彼女を守ってくれる。
畏怖すべき荘厳で肥沃な大自然。土や草や羊の匂い。むせ返るような大地の匂いでいっぱいのアイスランドの自然が美しい。
まさかの展開と涙のラストにはまいってしまった。言葉がつまる。何度も頬を拭った。
😢
誰にでも世界を少しだけ変えらる力があるのかもしれない。明日の世界は今日よりも、ほんの少しだけ優しくなっているのかもしれない。たとえ目には見えなくとも、道は確かにその先へと続いていくのだ。