年老いた両親の銀行強盗。
2000万円を強奪し、
そのまま姿を消した2人。
失踪宣告から10年、死亡認定…
遺体のない葬儀に集まった兄妹たち
骨肉の遺産相続を巡り、
家族の秘密と想いが露になる………
最低な家族の、とある夏の１日の物語。
もっと重くてキツくてドロドロした
映画だとイメージしてました…
非常にライトなホームコメディ…
手探りの軽いジャブを、ひたすら
ピシパシと打ち続けられる感覚。
最低でクズの長男を演じた草彅剛、
長女の彼氏 若葉竜也など、
出演者は皆、素晴らしいんですが…
絶妙に面白くない…
しかしね…
これは僕にはちょっと合わなかったな…
とか油断をしていたら……
後半！
具体的にはラスト12分42秒から！
藤竜也の「ごめん…」から始まる！
驚異の！まさかの！
何これ何なの！ 嘘やん！的な…
それはまさに異次元の…
フルスイング右クロスカウンター展開！
振り抜きました！
振り抜きすぎてしまったかも
しれません…！
少なくとも僕は
KOされてしまいました。
まだ1月だけど、
今年一番の大爆笑！！！
大ー！爆ー！笑ー！！！
豪華キャスト使って何をやっとるねん。
あの「ごめん」には監督の
いろんな想いと意味が
こめられてたんでしょうか…？
荒れ狂うタイフーン！
疾走する家族の想い！
彼方に去り行く狂骨慕情………
草彅剛の娘役、甲田まひるの
最後の台詞と表情が、
この映画の全てを物語る！
お薦めは… しにくい！
愛すべき異次元ホームコメディ！！！
最後にもう一回だけ言わせて！
豪華キャスト使って！
何をやっとるねん！！！
2021-3
