お騒がせ家族のブラックコメディ的な映画。豪華キャストだけどキャストに惹かれたのではなく、監督の市井昌秀という方がお笑いコンビ髭男爵の元メンバーというのに惹かれて見てみた。
内容の方はブラックさを押し出した、なかなかドギツイ感じで性格のよろしくない登場人物が多い。そんな家族が織り成すドタバタ劇がシュールなコントっぽさもあって監督が元芸人というところは活かせていたと思う。まあただブラックコメディのブラックの部分が悪趣味で、そこがあんまり好きじゃなかったな。もう少しマイルドに抑えてたらもっと好きだったと思う。
撮り方や伏線的なところが繋がるところはよかったのに、なんかバシッとくる感じがなくてちょっともったいない映画だなという印象。役者は豪華なだけあってみんなよかった。特に主演の草なぎ剛はやっぱり演技力あるし画面に出ると強いね。演じてた役は最低だったけども。
ちなみに髭男爵の山田ルイ53世はこの市井昌秀監督に誘われひぐち君とトリオになり、その後すぐに市井昌秀が映画監督になるために芸人を辞めてしまったため、ほぼ初対面だったひぐち君とコンビになったという過去があるのだが、このエピソードが俺は好きである(なんの話？)
