『冷蔵庫の中にはなにが?』
お世辞にも美しいとは言えないティナ。
自分は人間とは違うと感じながら生活していたが
ある男との出会いで
自分の知らない真実を知ることとなる。
北欧ミステリーかと思い込んでいて
結構楽しみにしていた作品なんだけど
思っていた作品とギャップありすぎてびびった。
ミステリーっていうか
これファンタジーなんだよ。
しかも、恋愛ファンタジー。
ファンタジーといっても
かなりリアルよりのリアルファンタジー。
正直、観ていて気持ちいい作品ではないかもしれない。
なんていうか
生命の神秘っていえば聞こえはいいんだけど
一般的な人間的価値観の美しさとかけ離れた世界を
この作品では描いており
この境界線(ボーダー)を超えたむこう側の美しさを表現していると思う。
この作品がね
宇宙人が地球を支配している世界で
数少ない人間の孤独と恋愛を描いていたとしたら
それは感動的な作品になると思うんだ。
でも、理解できない美しさの前では
それが醜く見えてしまったりするんよね。
わりと抽象的に書いてしまったけど
伝わったかな。笑