TAKUMARO

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイのTAKUMAROのレビュー・感想・評価

4.3
マフティー・ナビーユ・エリン
腐敗した連邦の高官を粛清するテロリスト

原作に触れた当時は9.11もそれに起因する戦争もまだ訪れていない、テロリストという言葉にどこか浮世離れすら感じていた時代ー
2021年、久々に触れた物語は語る事は変わらずとも違った景色にすら感じる。

小悪魔なギギ、フラッシュバックに戸惑うハサウェイ。
νガンダムとは違うベクトルで更なる恐竜的な進化を遂げたペーネロペーの咆哮。
市街地戦をも厭わない連邦の攻撃に逃げ惑う市民レベルで恐怖感を感じる演出に震える。

宇宙世紀作品として正当な進化を遂げた、村瀬 修功監督らしい潔癖な映像群。
三部作の一作目ながらキャラクターの関係性、
ペーネロペー vs クスィーの激突、終始見せ場の連続。

原作から改変はあるのか、、、
この先に訪れる結末は、、、

・DOLBY CINEMA
・前売り○、パンフレット(豪華版)○
■2021年劇場観賞記録-040
■TAKUMARO2021円盤-003

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劇場で購入したBlu-rayで2回目。
市街地での戦闘シーンは、やはり圧巻。
音、光、MSの重量感を感じる恐怖感は歴代のシリーズでは表現出来ていなかったクオリティ。
地上戦のため全天周囲モニターに映し出される映像にも驚かされる。
気持ちの良い動きのシーンの連続。
本来のガンダム寄りにデザインされていたクスィーが本作では原作寄りなデザインに戻されている点はペーネロペーの対比で興味深い。
次作も大いに期待。
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