TAKUMARO

イニシェリン島の精霊のTAKUMAROのレビュー・感想・評価

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)
3.8
現代のSNS社会にも似た皮肉

その行動の原動力は何なのか。
閉鎖的な島の小さなコミュニティの先行きの無い生活から脱却を考える人間と今の生活を持続させる人間のズレ。

生きる意味を見つけるための行動が微妙に歯車を狂わせる、現代のSNSにも通ずる距離感の誤り、意志疎通のズレ、嫉妬、勘違い、予期せぬ行動。

誇張し過ぎるキャラクターの行動が府に落ちるが、あるキャラクターの絶望感も現代的で辛い。

・前売り✕、パンフレット◯
■2023年劇場観賞記録-006
TAKUMARO

TAKUMARO