元気をもらえる作品。音響のいい映画館で観ることをオススメします。
舞台版「イン・ザ・ハイツ」の制作に携わったリン=マニュエル・ミランダは、トニー賞をはじめ多くの賞を獲得した「ハミルトン」の制作・主演で広く知られている。自分もそれで知ったけど、それより7年も前に「イン・ザ・ハイツ」は初演を迎えていて、さらにトニー賞オリジナル楽曲賞を受賞していたとは知らなかった!
ミランダは映画版にも出演(かき氷屋さんだよ!🍧)している。
監督はアジア系アメリカ人のジョン・M・チュウ。主要キャストにアジア系俳優のみを起用した「クレイジー・リッチ!」(未見)の監督で知られる。ハリウッドにおいてアジア系俳優がメインとなる映画はほとんどなく良くも悪くも評判を呼んだみたい。
映画界にも多様性を、と考える監督。
自身もプエルトリコ系移民の子で、マイノリティに焦点を当て、エンタメ界に衝撃を与えるミランダ。
この二人のタッグなんだから、そりゃいいものができるに決まってますよ!
日本にいると日本人であれば人種的なマイノリティを感じることはほぼ皆無といっていい。だから少し遠い世界の話かもしれないけど、アジア系への差別や暴力がニュースになったのは記憶に新しい。加えてコロナ禍で人との繋がりは希薄になりがち。そんな社会でも前を向く勇気をもらえる作品だと思いました。