このレビューはネタバレを含みます
うーん
映画製作の基礎的な部分のツッコミどころが満載の作品。
役者さん達がアドリブをする所が1番面白かったりして、脚本に忠実に動き始めると途端に｢違うな｣ってなる。そのくらい色々破綻してる。
役者さん達は自然なボリュームの声で演技しているのだが、怪人二十面相(神谷浩史さん)の声がやたらドラマチックに響いていたりBGMの急な音とか、落差が大き過ぎてストレスフルだったり引いたりしていました。
後は、PRしていた二十面相さんは面白かったのに、本編のキャラクターがイマイチ魅力的では無かったので、そもそも主人公の芳狼くんがのめり込む理由も、芳狼くんの性格がキツくなっちゃったとかの変化もあまり心に響かなくて…
貴重なアクションシーンはもっと効果的に観たかったです。暗くてよくわからなかった。
ラジコン、ライトの役割しか果たせなかった電人の魅力も伝わって来なかった。
そして｢超・少年探偵団NEO｣をわざわざ結成する必然性も伝わって来なかった。言った当人はそこまで事件に絡んで無かった気がするので…
高杉真宙さんのアップのカットが多かったので、本編はともかくそっちを見てしまうとか(目が綺麗なのに途中塗り潰されちゃうな、とか)
最後にお父さんとカレーを食べるシーンの芳狼くんは、めちゃくちゃ好きでした。温かいものが伝わりました。
あと、ちょいちょい出て来る佐藤二朗さん演じる先生が、いつもの独特な間でセリフを言うのですが、割と良い先生かも知れない感を出してて良かったです。
続編を作りたいという気持ちがあるとの事なので、改善して頑張って欲しいなと思います。
