haru

ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜のharuのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

予想外の良作でびっくり!人種差別という重いテーマだけど、適度に笑えるところもあったりして見やすい。だけどきちんと実態が描かれていて、何度も泣かされました。

白人のスキーターが黒人差別の実態を小説化しようと、黒人メイドにインタビューする話。初めはみんな自分の身を守るため、なかなか協力は得られないけど、友達んちのメイドのエイブリーンやミニーから話を聞くことができるようになります。
差別って今もなくなってないけど、少なくとも現代では差別はイカンよ!という空気にはなってます。けどこの時代は黒人差別は普通というか、「差別」という意識すらないというか。差別されてる側も、それを当たり前なこととして受け入れちゃってる感じ。トイレは男女で分けられるんじゃなく、肌の色で分けられる。黒人より白人のがエラい。根拠もないのに気づけばそれが常識になってるって怖いな。それに疑問を持つことすら難しいくらい当たり前になっちゃうなんて。だからこそ、白人も子供のときは差別しないのです。まだ何も知らないから。だけど大人になるにつれていろんなことを学んでいく。その一つに差別があって…子供の頃あんなに慕っていた人をいきなり踏みつける世の中って怖い((((;゜Д゜)))
そんな中、大人だけど「差別ってなぁに?」なシーリアがこの映画のオアシス!ジェシカ・チャスティンかよ!気づかなかった!そして最初完全に彼女とカブって困ったのがヒリー(だけど役柄は真逆)!ブライス・ダラス・ハワード、これ代表作じゃね!?ってくらいすごい上手かった!だってちょーむかつくんだもん!w

…と感動の嵐だったのに、これ実話じゃないんだ…orz
そしてウンコパイはミート(人肉)パイを越える恐怖!
haru

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