このレビューはネタバレを含みます
メイドインアビスは1期で心砕けて、2期を見始める勇気が出ず放置してたんだけど、ようやく覚悟が決まったので、とりあえず映画から。
この作品は絶望と残酷、希望と好奇心の対比を描くのが本当に上手いなあと思う。
ボンボルド達に人の心がなさすぎるのもそうだけど、プルシュカがこぼれちゃうって発想、ひっくり返っても出てこない。すごすぎる…
でも散々泣いた後、プルシュカが残した白笛を身につけて笑顔で6層に向かうんだから、リコもなかなかアレである。
残酷非道な仕打ちにすらも勝る好奇心、そこまで憧れを持たせるのがアビスの呪いなのかも。
近年のアニメでよくあるストーリー半ばで映画挟むパターンのやつ、あまり好きじゃないんだけど、見ない訳にはいかないから難しいよね。評価もアニメ本編見ててこそなので付けづらい、のでとりあえずの値で。
ひとつだけ思うのは、キャラクターの可愛さに釣られて、何も知らない親子連れが映画館でこの作品を見てませんようにってこと。トラウマどころじゃ済まないぞ、と。