ノラネコの呑んで観るシネマ

ゴーストバスターズ/アフターライフのノラネコの呑んで観るシネマのレビュー・感想・評価

4.5
とても良かった。
まさかゴーストバスターズに泣かされるとは、思ってもいなかった。
80年代のニューヨークの出来事も、歴史となった2021年。
亡くなった祖父の農場に引っ越してきた来た天才少女とその家族が、隠されていたゴースト退治の道具を発見。
ちょい捕獲機を開けちゃったことから、例のヤバイのが逃げちゃう。
これは継承と家族の再生の物語で、主人公がカーリヘアのメガネ少女なことからも分かる様に、2014年に亡くなったハロルド・ライミスに、熱いリスペクトとメモリアルを捧げた作品。
オリジナルのアイヴァン・ライトマンから、息子ジェイソンへ、親子二代で同じシリーズを撮ったのも稀な出来事。
オヤジへのリスペクトもたっぷり入っている。
舞台が大都市から片田舎へ移ったことで、物語のスケール感は小さくなったが、ここで描かれるのは、あくまでもかつてゴーストバスターズだった家族の物語なので、これでいい。
話の規模に合わせて、ちっちゃくなったマシュマロマンズのグレムリンズ風味とかも、80年代オマージュで楽しい。
ライミスの死去で実現しなかった、「3」を思わせる描写には思わず胸アツ。
しかしこれは正統派の続編として大好きだけど、ポール・フェイグ版も無かったことにはしないでほしいなあ。
あれはあれで面白かったから、別の世界線ということで。
ちなみにエンドクレジット中と後に、オマケあり。
ブログ記事:
http://noraneko22.blog29.fc2.com/blog-entry-1498.html