娘5歳と休日にポテチ食べながら映画見よう第3弾。
これまで話し合いながらプレデター、アナベルと一緒に決めて見たんですが、
ようやく最後まで一緒に見れました。
娘は今のところホラーに興味があり、邦画がいいみたいです。
貞子ものをずっと追ってきてるわけじゃないけど、
今作はかなり「リング」をトレースした作りだと感じました。
その上で貞子誕生にまつわる新ネタを入れ、
貞子が乗り移った子を置く設定は続編としていいんじゃないかと感じました。
しかし、見終わってみて感じるのは、
せっかくの設定を活かしきれてないなぁということ。
まず「リング」が名作になった由縁は
誰にでもわかりやすい設定による部分が大きいんだと思うんだけど、
今作は結局、何をどうしたらどうなるのかがわからない。
VHSでうまくいった貞子の設定を
YouTube時代にうまく移行できていない。
ここは非常に残念だと感じました。
そのことを差し引いても何が貞子を呼ぶトリガーになるのかもわからないし、
だから何が貞子への武器になるのかもわからない。
結果的にあのクライマックスの展開は、
「リング」にあるような貞子の絶対性を否定し、
物理的に回避できうるものにしちゃってる。
あの綱引き的な展開は、本当に萎えた。
その上で、あんだけ戦って弟のおかげで逃げのびたお姉ちゃんも死ぬって。
結局、貞子をどういう存在にしたいのか、
何がトリガーとなって現れるのかがわからないというのは、
これだけ大きいキャラクター名を冠した作品として、
本当に残念なんじゃないのかな?