寂れた田舎で貧乏暮しをする一家にフラりとイケメンのゾンビが迷いこんでくる。
一家の親父(推定70過ぎ)がゾンビに噛まれる。すると何故か親父は精力漲り髪は黒くなり肌艶もアップ！
一家はこの若返りをビジネスにして一山当てようとするのだが…
ゾンビに若返り効果があるってアイディアはいいよね、今までなかったし。だからこの若返りビジネスの顛末をメインに行くのかと思ったけど、そこはそうでもなく王道のゾンビパニック、そこからの脱出劇という展開になる。
少しもったいない気がしたね、若返りのバリエーションをもっと見たかったし、ビジネスが当たってテレビCM打つとか見たかったし、そういうの期待してたんだけど、村のお爺さん達が若返るだけで終わってしまった笑
ここで不思議だなと思ったのは若返るなんてことになると女性がガンガン来ると思うんだけど、来るのは精力を取り戻したい爺さんばかりだったんだよな。
田舎の村で韓国は日本以上と言われる男尊女卑社会だから、女は若さ美容なんかより家事と子育てに専念しとけや、的な圧があるのかな？と思った。
でも、ほのぼのハートフル・ゾンビ・ファミリー・コメディなんで単にジジイがいっぱいゾンビになった方が楽しいからそうしただけだと思う笑
コメディでハートフルが基調だけどゾンビもおろそかにしてないのは好感持てた。
過去のゾンビ映画のおもしろいとこをうまく拝借してて安易なパロディに見える部分もあったけどゾンビ愛は感じた。
花火に気を取られる（ランド・オブ・デッド）、ゾンビの成り済ましてゾンビの群れ脱出（ショーン・オブ・ザ・デッド）、末娘と迷いこんできたゾンビの恋（ウォーム・ボディーズ）とか、でもこうして挙げていくとちょっとベタでストレート過ぎる気が笑
ベタと言えば全体的にナンセンスなギャグやオフビートな間のギャグが多用されるんだけどセンスが合わないのかほとんど笑えなかった。
ここおもしろいですよ！てシーンでスローモーションにする演出が多かったけど、使い過ぎて、え、またかよ…となったし、何より強調するほどおもしろくないよってとこをアピられて白けるというか、、笑
ゾンビ、コメディ、韓国映画、この３つが揃ってこの程度とはってガッカリ度が高い、そこそこ楽しめたものの笑
