地味なジャケ写、ありふれて興味の湧かない邦題…、最近、低予算TV映画(的なものも含めて)を何本か立て続けに観てきて、これもまたその類かなぁと期待しないまま観賞開始。
ん？確かに冬場をえがいてるだけあって絵面は寒々しくてちょっと地味だけど、特殊効果も決して驚くような派手さはないけど、なかなか面白い世界観、舞台設定が為されてると気付く。
観ているうちにどんどん引き込まれる。結構捻りや伏線も配されてて、おぉなるほどそうきたかって意外性、真実が明らかになる爽快感もある。
ホラーとして観ればあまり怖さはないけど、サスペンスミステリーとしてはかなり面白い。
決して視聴数が多くないのはやはり冒頭に述べた通り何となく地味で本作を手に取ろうとする気が起きにくいからじゃないかと思うが、出来ればもっと多くの方に観て欲しい作品。
最近の低評価の作品群のせいでハードルが下がっていたせいもあるかもしれないが、個人的には傑作に近い作品と思う。お薦め。
