玉造

窮鼠はチーズの夢を見るの玉造のレビュー・感想・評価

窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)
3.8
BLはコミックでも見たこともない。今回この映画で初観賞。
あ、確か以前に「君の名前で僕をよんで」を観賞したことがあるが、この作品の方がリアル。

R15なのだが、(これ、高校生観ていいの?)と!
ハードなシーンもあるが、それはさておき、原作コミックを見てないので、配役はこれでいいのか分からないが、成田くんの演技が良かった!
「スマホを落としただけなのに」を観賞した時にも、こんな演技力があるんだ!とビックリしたが、
今回もその演技力を見せてくれた。

大学時代から好きだった先輩大伴(大倉くん)に会い、その思いをありったけぶつけていく。
断られたり、冷たくされたりするたびに、捨てられる子犬のような
潤んだ目で見つめる今ヶ崎(成田くん)。
本当に心から愛して愛して愛しすぎてる思いが表情から溢れる。
振り向いてもらえない苦しさ。
こんなに好きなのに…。
すねたり、ひがんだり、ヤキモチやいたり…でも憎めなくて、引き離せない。

大倉くんも(よく事務所許したな~)という体当たりの演技。淡々として、どことなく冷めた優柔不断な男をよく演じている。

ラストは観客の判断に任せる所で終わる。さて…これからどうなるのか?
玉造

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