係長心得

フォードvsフェラーリの係長心得のレビュー・感想・評価

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)
4.0
舞台は1960年代、スポーツカーブームの最中。

レース界において、採算度外視の職人集団の王者フェラーリ🇮🇹に、大量生産の経営効率重視の車づくりで人気に陰りの見えるフォード🇺🇸が社運を賭けてレースに挑む物語。

ルマンの優勝経験のある元レーサーでカーデザイナーのキャロル・シェルビーと頑固な英国人🇬🇧天才ドライバーケン・マイルズを中心に伝統のルマンレースへの挑戦が描かれています。

前半は、フォードの方針転換を巡るビジネス上の駆け引きが中心に描かれています。後にフォードを率いることになる厚きビジネスマンをリー・アイアコッカをジョン・バーンサルが好演。

後半は、迫力のレース場面🏎️💥を中心にマイルズとシェリルのクルー達のレースに賭ける熱き思いとそれに水を差す会社重役たちとの鍔迫り合いが見どころ。

前半のビジネスパートも後半の白熱のレースパートも退屈させることなく、映像に引きつけられるのは、当時の雰囲気や往年レースカーを忠実に再現しているからこそ。

場面を盛り上げる劇伴🎼も最高でした。

RUSHもそうでしたが、この手のモータースポーツの実話を基にした物語はハズレが少ないように思います。

この手の映画ファンには文句なしお勧めできる一作です。
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