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フォードvsフェラーリのTERUTERUのレビュー・感想・評価

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)
5.0
 試写会でIMAXで見てきました。

 昔ながらのエンジンが劇場を爆音で轟かせ、2人の主人公が観る者に火を灯す。会社の利益の為、レースを観ている観客の為、、、?
 いや、これは男達が一握りの勝利を掴みとる為、友情と情熱がエンジンの如く燃え上がる激アツロマンな実話のストーリーだ。
 
 舞台は1966年のル・マンの24時間耐久レースを展開に物語が始まる。冒頭から最後までエンジン音は鳴り止まぬ感覚。そしてその時代の曲がレースを盛り上げる。90日間で車を製作するフォードに対して、6連覇中の絶対王者フェラーリ。これに挑む『マット・デイモン』演じるカー・エンジニアのキャロル・シェルビーと『クリスチャン・ベイル』演じる破天荒イギリス人のケン・マイルズ。男の熱い友情によって勝負の加速は増し、伝説のレースに君は追いつけるかい?

 熱さばかり増していくこの作品に最後は残り火を、いや、違うこれは新たな種火。観てる者に挑戦しろと投げかけるような感情。こんなに人を熱くさせる映画は初めての感覚だ。

 
 フォードVSフェラーリ。監督は『ジェームズ・マンゴールド』、「ニューヨークの恋人」や「LOGAN/ローガン」などの名作を誕生させた。そして今回は2人の主人公の友情の価値について考えて見て欲しい映画。監督がこの作品に述べたのは「現代、人はみんな非常に孤立するようになった。自分の前に立ちはだかる幾多の壁を乗り越えたいと思うなら、自分の人生を託せる友との信頼関係を築けるよう努力しなければならない」と。その思いはしっかりと染み込まれる程自分には感じれた。あってみたい、見つけたい人生を託せる友に。。。

最高の勝負と友情の行方に熱くなれる映画は、2020年1月10日ロードショー🎞
新年の幕開けに絶対王者に挑むレースが開幕する🏁

 「7000rpm(回転数)の先で聞こえて来る」、あなたにはなにが聞こえた、いや、なにが見えた、、、?

2019/No.試写会
2020/No.002
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