このレビューはネタバレを含みます
MX4Dで鑑賞。すごくよくできていたし、俳優陣がみんなすばらしかった。
車に興味がないので、たぶん辛口です。
フォードの副社長に代表される実社会のイライラするダメな部分に負けた感じで終わったので、ストーリーがどうしてもすっきりしなかった。
実話ベースだから仕方ないのかもしれないし、フェラーリの偉い人だけがわかってくれていたから、それでよしとするのかもしれないけれど、フィクションでは現実ではないファンタジーを見せて欲しかった。
本人の優勝写真が一枚出たことだけが救い…
だいたい、モーターレースファンがつめかけている現場で、それまであんなに会場を沸かせていたケン・マイルズに対して、フェラーリの社長以外は見向きもしないってある?? ファンの目ってそんなに節穴じゃないと思うんだけど。
ラストで、観客や、ほかのピットのクルーなどが、会社側の人たちが沸く優勝シーンから離れて、ケン・マイルズに敬意を払う描写があれば、ぜんぜん違ったのに。
そのあとすぐ事故死してしまうし…。
うーん、絶賛の嵐だし、すごくよくできている映画だけれど、ストーリーが好みではなかったみたいです。