烏丸メヰ

デッドリー・ゲームの烏丸メヰのレビュー・感想・評価

デッドリー・ゲーム(2017年製作の映画)
2.1
ジャケットのピエロ的なやつは出てこない。

大学進学を控え、幼馴染み、転校していった旧友、留学生など仲間で過ごせる最後の思い出づくりにと山小屋に集まった若者達。
余興として“くじ引きで殺人鬼役を決めてそれを推理する”というゲームを始めたら、本当に殺人が起きてしまい……!?

暗闇で行われる殺人の合間に「犯人は誰なのか」をストーリーの主軸にして、若者達のギスりとパニックで進む80分。

繰り返すがジャケットのピエロは出てこず、殺人も暗闇で行われるので、個性的な殺人鬼による見せ場と言えるようなスラッシャーシーンは無く、推理ものとしての色が強いが、探偵的な賢いキャラクターが不在なので、疑心暗鬼パニックが続いていく。

低予算で鮮やかさや派手さ、美しく印象的なシーンなどは無いが、なかなか「痛そう」なシーンだったり、山小屋のありものが効いてきたり等、小規模ながらの良さも。

留学生カップルの「ケンジ」と「マリコ」という日本人が、仲間内で一番の性欲猿すぎて仲間達から嘲笑されている……という日本人像は洋画ホラーではなかなか珍しい気がする(笑)
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