四話からなるタイのオムニバスホラー。
『心霊写真』『女神の継承』のバンジョン・ピサンタナクーン監督が三話目を手掛けている。
ケガで部屋に閉じこもる生活の女性は、男性のメル友ができ喜ぶが……
「孤独」。
同級生を暴行する若者グループに降りかかる恐怖
「報復」。
キャンプに来たお馬鹿な若者四人組が怪談で盛り上がっていると……
「真ん中の人」。
飛行機内、フライトに指名された乗務員と無愛想な王太子妃
「最後のフライト」。
ある者は不幸、ある者は因果として陥る4つの恐怖ストーリー。
タイホラーならではのショッキングさが光る。
チープなCGがややコミカルではあるものの、流血・ゴア・幽霊の禍々しさは期待通り。
続編の『フォービア2』を先に鑑賞していたが、コメディや自身の映画ネタ盛りだくさんのバンジョン・ピサンタナクーン監督の作風はどちらも一貫して面白い。
お気に入りは、ほぼキャビンアテンダントと乗客の二人芝居の四話目。
各々の俳優さんの鬼気迫る表情や、恐怖演出が◎！
……あと、ホラー的な怖さではないが個人的な体質もあり心臓が痛くなる程の最悪に近い恐怖も感じた(笑)。
