油性

DUNE/デューン 砂の惑星の油性のネタバレレビュー・内容・結末

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

すごいものをみた。と思う

感動したとかじゃなくて、すごいものをみたという表現が適切な感じ。おもしろかったという陳腐な言葉じゃ足りない。大迫力だけど、迫力で黙らせるようなことは一切なくて、満足感すごい。

シャラメってなんか弱さというか、危うさとか脆さを感じさせるのが上手い。それでいて、ラストシーンでは顔つきからして精悍。ジェシカとは母子の関係だけど、最後はしっかり公爵だった。

ダンカンがドアロックして一人で戦って、一度はこれまでか…と思ったら最期の力を振り絞ってまた倒していくところと、カインズ博士が I'm Fremen. って言うところ、観ていてこぶしをグッと握らずにはいられなかった。
あと話が進むにつれて感じるアトレイデス公爵(父)の偉大さ…。砂漠の力に着目してるとこも、砂虫が来たときにまず人命を救おうとするとこも、部下たちの統率も。そしてまたポールもその器がある(に加えて母の修行の成果もある)と思うと、パイロットになりたかった父と話した"望んでなるのではなく望まれてなるもの"(意訳)という話がいきてくるなあと思って、SFだけど、成長とか家族とかいろんな要素を感じた。あっという間の155分だった。おもしろかった。

ロゴがシンプルでかっこいいのも推しポイント🛸
油性

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