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DUNE/デューン 砂の惑星のAbeCinemaTVのレビュー・感想・評価

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)
4.3
これは池袋グランドシネマサンシャイン案件でしょう。IMAXの宣伝はもうこれのダイジェストでいい。浸れる。いつ終わってもいつまで続いてくれてもいい。正直ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作ということで、まあ綺麗なんでしょうと期待して見に行った分、期待値を大きく超えたかどうかはわからないが、やはりこれをあの大スクリーンで見るとすごい。ドゥニって
名前で生まれてきて、ああいう映画ばっか作ってたらそりゃDUNE撮りたくなるわな。豪華キャストにする理由もよくわかった。前半は本当に壮大な景色と時代劇のような俳優同士のセッションを味わい、後半はかなりのスペクタクル。今作でかなりティモシー・シャラメが好きになりましたね。彫刻のような美しさはまさに今作にぴったりで、顔面アップだけで画がもつ美しさ。羨ましい。レベッカ・ファーガソンさんはMIローグネーションから急激に出始めましたね。いやー本作も御多分に洩れず大作でございまして、結構出突っ張りでしたね。ティモシーとのツーショットが本当にお似合い。オスカーアイザックもいい。なんとかスターウォーズとの差別化を図ろうとした造形が伺える。パイロットになりたかったみたいなこと言ってたけどこれはスターウォーズギャグですか。ジェイソンモモアもいいやつ感がずーっと出ている。安心感がすごい。シャーロット・ランプリングがまた顔を隠して出演しているという贅沢な使い方。すぐわかったけどね!!!デイヴ・バウティスタも悪くはないんだけど、どうしても少しアメコミ感があり、演技的にも存在感的にも少し軽さが出てしまっている気がする。

とにかく家のテレビ、ましてやPC、スマホで見てつまらねえとか言っている奴は一回ウォームに食われた方がいい。

賛否両論かあ。まあそうかもなあ。何にも起こってないように見えるっちゃ見えるからなあ。





以下、若干ネタバレかもしれません。





砂の惑星で救世主と言われながら崩壊していく白人集団には、奇しくも現実世界のアフガン撤退の地獄絵図が重なって見えた皮肉を感じましたね。
豪華俳優陣だが、結構出番少ない人とか、次作には出なくていい人がいるので、豪華な使い方でした。
ジョシュ・ブローリンだけどうなったか曖昧。
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