ロビン

DUNE/デューン 砂の惑星のロビンのレビュー・感想・評価

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)
3.7
フィルマのあらすじ「全宇宙から命を狙われる、たった一人の青年、ポール・アトレイデス〜」を見ると“宇宙”と“ポール”のワードで映画「宇宙人ポール」をどうしても思い出してしまう。。

とにかくリンチ版で予習しておいてめちゃめちゃ良かったなと。
いや、むしろリンチ版観てからじゃないと面白くないかも〜笑
比べながら観れたので楽しめた。
あそこのシーンはこんな風になったんだとか、そういう楽しみ方ができるので。
それとストーリーの流れも分かるので、すんなり世界観に浸れるかなと。

ただ正直ストーリーがずば抜けて面白いかと言えば、そこまで面白い訳ではなく(まだ前編なこともあるけれど)壮大な映像とハンス・ジマーの重低音重視のヘビーなサウンドに酔いしれる作品なのかなと。
それと個人的には、ガイウス・ヘレン・モヒアム役のシャーロット・ランプリングとダンカン役のジェイソン・モモアが良かった!
後編に期待はしたい。

それとなんだかんだリンチ版で創出されたコスチューム等の造形美の方が好みかも。
それとハルコンネンの描写もインパクトが全然薄い!
ゲジゲジ眉毛のメンタートや、アイスラッガーの無いウルトラセブンのように頭を剃った連中、レゴみたいなシュールなシールド等が、なんだかんだいい味出してたんだなと思ったりする。
リンチ版より全部スタイリッシュでかっこ良くなってるけれど、ある意味あのキッチュな映像の方が印象に残っている〜笑
それとリンチ版ではスティングが演じ、幻のホドロフスキー版ではミック・ジャガーが演じるはずだったフェイド・ラウサが出てこないのは何故!

そして一番気になるのは、リンチ版観て大失敗だと笑ってたホドロフスキーがこのドゥニ・ヴィルヌーヴ版を観て、どう思うのかを知りたい!
ロビン

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