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The Mirror(英題)
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『The Mirror(英題)』に投稿された感想・評価

4.5
学校帰りに迎えに来てくれるはずの母親が居ないことに気づいた少女が、母を探して街中を駆け巡るお話......しかし途中で少女を演じている主演の子が撮影を放棄して逃げ出してしまう。

『友だちのうちはどこ?』のように街中を駆け回って人々に道を尋ねる系の映画にメタフィクションをぶち込んでくる構成が上手すぎる。映画の最中突然「もうこれ以上演技したくない!」と主演の子がバスから脱走し、映画はフィクションからドキュメンタリーに切り替わる。しかし映画のジャンルは切り替わっても物語の「街中を駆け巡って家に帰る」という本筋自体は変わっておらず、映画の物語が現実と重なり合って現実とフィクションを曖昧にさせられて面白い。フィクションパートの目的は映画の途中で文字通り放棄されてしまうも、ドキュメンタリーパートの「家に帰る」目的を達成しようとしたら自然とフィクションパートの目的も達成してしまうという現実がフィクションに食い込まれる二重構造。

またメタフィクションを抜きにしても『友だちのうちはどこ?』系の映画として見事で、車やバスが行き交う街中を幼い少女が駆け巡り、目的地もわからないままバスに揺られて移動する際の子供の不安が等身大に描写されていて面白い。そしてイランの女性差別問題にも切り込んでおり、女性の主体性についての問題も主人公が耳にした会話や日常に潜む文化から明らかにしているのも凄い。そう考えると主人公の少女は主体性を持った存在として、イラン文化へのカウンターという形で効いているのか。

パナヒ監督っててっきりイラン政府から映画制作の弾圧を受けてからメタフィクションに移行したのかと思ってたけどこの頃からメタフィクションを取り入れて映画制作していたのか...でも確かにキアロスタミ監督の弟子だし納得...
2.5
『これは映画ではない』を先に見て、こちらを見たので、ネタバレ承知で観たがそれでも十分楽しめた。
映画中盤から子役の女子が「もう演技なんて嫌!」と撮影を放り出してからが本番の映画。ここからドキュメンタリーなの?これも含めて演出なの?ギリの曖昧な演出がスリリングだった。子役ミナちゃんの饒舌さに演技なのか天才子役なのかを疑いつつも、音声がブツブツ途切れて渋滞道路越しにチラりとしか役者が見えない撮影に、「これはマジかも」と信じてしまう曖昧さが凄い。
パナヒは師匠のキアロスタミよりも虚構と現実の曖昧さを突き詰めてると思った。
y
4.5
小学校帰りの少女、お母さんが迎えに来ず、あらゆる人に道を聞き、自分で道を切り開きながら家に帰るべく努力するところをカメラに収めるタイプ。『友だちのうちはどこ?』に少し似ているかも。途中までは純粋に少女が家に帰ろうと奔走する話だったのが、中盤でメタ的な視点が加わってガラっと物語の道筋が変化するのだけれど、面白いことにそのお話の性質と本題は変わらない。演じることを放棄して家に帰る少女をカメラで遠くから見つめるのだが、多くの車や人が通り過ぎていくのにも関わらずカメラに迷いがないのが素晴らしい。現実と虚構とを入り混じらせた不思議なパナヒ世界が超面白い。